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DX2025.07.12By 高木 直人
建設現場のDX:3Dスキャンで変わる施工管理
建設業界はいま、急速にデジタル化が進んでいます。BIM(Building Information Modeling)、ドローン測量、3Dスキャン、AR/VRによる施工確認――こうしたテクノロジーが、これまで職人の経験と勘に依存していた建設現場の品質管理を、データに基づく科学的なアプローチへと変えつつあります。
当社では2023年から、すべての施工現場に3Dレーザースキャナーを導入しました。スキャナーで取得した点群データを既存の設計図面(BIMデータ)と重ね合わせることで、施工誤差をミリ単位で可視化できるようになりました。これにより、躯体工事完了時点で寸法のズレを発見し、後工程に影響が出る前に修正することが可能になっています。
また、改修工事においては、既存建物を3Dスキャンしてデジタル化することで、これまで現場での実測に頼っていた調査作業を劇的に効率化しています。リフォーム工事の現場調査が、従来3日かかっていたものが半日で完了し、その精度も大きく向上しました。
本記事では、当社の3Dスキャン導入プロジェクトの全容と、それがもたらした品質・コスト・工期への効果について、現場責任者の視点から具体的にレポートします。建設DXに関心をお持ちの方、業界関係者の方々には、ぜひ参考にしていただける内容です。